SlackにPubMedの新着論文をアラートで流すの便利だよ!と教わったので、早速導入してみました。
GASのランタイムバージョンが上がったり、PubMed本体の仕様が変わりつつあったりするので、そのあたりにも対応できるように改変しています。
カテゴリー: 研究
ネットの英語医学文献を読んでまとめるのに役立つFirefoxアドオン (2020年5月)
Firefoxのアドオン仕様が変わって、レガシーなものが使えなくなってしばらく経ちます。便利だったアドオンが使えなくなって不便な思いをしましたが、やっと慣れてきました。
ここでは、現在最新のFirefox安定版 (76.0.1) で使用可能なアドオンのうち医学文献をまとめる際に有用なアドオン、また英語文献の場合は読む時に便利なアドオン、そしてお勧めの設定を紹介しようと思います。
紹介するアドオンでできるようになること
- 読んでいる論文の引用情報 (“Foobar et al. Fizz Buzz. (2020)”) をすぐにコピペできる
- 読んでいる論文のJournal Rankがすぐに分かる
- 読んでいる論文のフリーアクセス版があるかすぐに分かる
- Firefoxでも英語文献をGoogle翻訳できるようになる
最強の抗体検索サイト”BenchSci”現わる。
これまで、抗体を探す時は口コミ+CiteAbが個人的な鉄板でした。(https://weblog.shak.jp/2018/05/personal-rankings-for-antibody-search/)
…が、CiteAbを上回る情報量と利便性を持つサイトが出てきました。その名はBenchSci。
BenchSciとは?
抗体を使っているFigを検索して、一括表示してくれるサイトです。言わば抗体専用のGoogle画像検索です。
AIを使ってFigの情報を収集しているようなことがFAQに書いてありました。
大抵の蛋白で数千件の画像がヒットします。そこから自分の使いたいアプリケーションや生物種で絞っていきます。
利用には学術機関のメールアドレス(.ac.jp等)か、学術機関に紐付いたLinkedInアカウントが必要です。
医学系論文をアラートで楽して集める (Google Scholar, PubMed, etc.)
次の抄読会、よろしく!
このセリフを恨めしく思う人も多いと思います。
そこからPubMedで数時間かけても、中々良さそうな論文が見つからない。
もちろん論文検索は数をこなせば上達しますが、週1回のアラートチェックをしておけば、抄読会のネタ不足に怯える事が少なくなるかも知れません。
論文アラートとは
論文アラートとは、新しい論文が出た際に自動的に通知してくれる仕組みのことです。
メジャーなものは、メールによる通知と、RSSによる通知、TwitterなどのSNS経由の通知があります。
このページでは、主にメールによる通知をおすすめしています。
抗体の検索比較に便利なサイトの個人的ランキング
(2019年3月19日追記・2019年5月22日修正)
Figを一覧表示できるBenchSciの登場が登場しました。CiteAbに並ぶ強力なツールです。
→最強の抗体検索サイト”BenchSci”現わる。
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ウエスタンブロットやIHCに使う抗体、色々あって結局どれがいいのか分かんない!となることが結構多い。
もちろん口コミが基本かつ手堅いんだけど、自分のほしい抗原に関する情報を知り合いが持っていないときも稀によくある。出入りする業者に頼んだら「よく注文される抗体」を持ってきてくれるけど、本当にこれでいいのか?と思いながら買うのも嫌だし・・・。
ということで、時々目にする抗体比較サイトを勝手にレビューしてみました。